Silent Night Tuna Hunters

729

世界中を旅していた、こんな日々が本当に恋しいよ。たくさんのハッピーな人たちに出会い、美味しいストリートフードを食べた。このときみたいに、let’s go back to Mexico 2015!

ブリーダイバーとしての僕の夢は、キハダマグロをスピアすることだった。夢を叶えるためにトリップやエクイップメントには数え切れないほどお金を費やしたし、実現するまで決して諦めなかった。飛行機の乗り継ぎ、長時間のドライブやボートライドを経て、バハメキシコの沖の太平洋のど真ん中にいることに気づいた。

マグロのハンティングするときはトリップのあいだに1匹を見つけられるか見つけられないかだ。でも、深く暗い沖合の海で巨大なモンスターが泳いでいるのを見つけたら、落ち着いていたほうがいい。すべてを正確に実行しなければいけないんだ。こんな最高の瞬間は人生で二度とないかもしれないから、手にすることができればいいほうだ。このとき僕は頭のなかで”Silent Night”を歌っていたんだ。クリスマスほど幸せで穏やかなことはないから!

この魚をスピアするのは簡単なパートだけど、ボートに持ち帰るのがチャレンジだ。魚をしめなければいけないし、魚が自分の命を奪わないかどうか、サメたちがその魚や自分を食べないか確認しなければいけない。だからボートに戻るまではお祝いできないよ…

ゴルフコースでホールインワンを打ち取ったあと、僕はゴルフをやめた。この貴重なキハダマグロをショットしたあと、マグロをハントすることをやめた。僕の”やりたいことリスト”にチェックマークが入ったんだ。

このマグロのほとんどを家に持ち帰り、その週は毎晩さしみを食べたよ。自分でハントした魚ほど美味しいものはない。その瞬間を何度も思い出してる。特にクリスマスの”Silent Night”を歌っているときはね。haha…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide