The Universal Localism Rule

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トニーのナイスな写真!彼はボウルズのローカルだ。
ちょうどボウルズの話しになったから、昨日の出来事について話したいと思う。

波が小さい日には、ある年配のジャパニーズの女性ロングボーダーがいる。ボウルズで、来る波すべてをキャッチしようとしているんだ。サーフしている間は、どの波も自分のものだと思っていて、他の人にリスペクトはなかった。何年間かそんな姿を見ていたけど、ついにある人が声をあげた。
そのおばさんは誰にも譲らずに5本連続で波に乗った。そのとき、友達の女性サーファーがおばさんにドロップインした。僕はOKと思った。おばさんがパドルバックしてきて、”なんでドロップインするのよ?”と言った。そしたら友達が女性に向かって怒鳴りはじめた。”自分が何者だと思っているの!私たちみんなが波待ちしているのに、あなたは全部キャッチしているじゃない!ここのローカルじゃないのに!どこか別なところでサーフしなさいよ!”と。僕は友達に、正しいことを言ったねと伝えた!かなりクールな出来事だったと思う。その友達はすごく大人しくてシャイだけど、怒るときは怒るんだ!もはやボウルズにはお呼びでないということを理解したおばさんは、去っていった。で、友達に、”you’re my hero!”と伝えたよ。haha…

first: おばさんはロングボードに乗っているから、どの波も自分のものだと勘違いしていた  

second: そのおばさんがパドルバックしてきて友達に何か言った。日本から来ているから、ローカルに何かいう権利はない

third:  どこの国出身だろうと、どれほどハワイに長く住んでいようと、ずっとビジターだ。ローカルをリスペクトできないなら、ここでサーフする資格はない

last:  心のうちを明かした友達には100%のリスペクトを送る。彼女の言うとおりだった。その場を目撃した他のローカルたちも同じことを言っていた。このルールは世界共通だから、もし他の国で同じことをしたら、髪の毛を引っ張られたり、サーフボードを真っ二つに割られたり、パンチされて歯が抜けてしまったりするかもしれない。僕の言うこと信じて。何度もそんなこと見てきたんだから…

だから、敬意を払い、心を配り、謙虚になってね…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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