When Animals Attack

535

ジョンジョンとのヒート中、セスはリーシュを切ってしまった。レイノズがバックアップボードを渡しに行こうとしたから、僕はボードを回収しに走っていった。そしたら、僕の目の前でアホなヤツが海に入り、ボードをつかんだ。”おい、すぐにボード渡せ!”と言ったら、”これはオレのボードだ!”と答え、逃げようとした。僕は前に出て首をつかまえ、”はやくボードを返せ!!!”ともう一度言った。実は2回目の言葉はひどいスラングだった。haha.  そいつは僕が本気だとわかって、ボードを返した。戻ろうとしたら、マイカ・モニーツと2人のデカいハワイアンのセキュリティが後ろにいた。とにかく、そいつはラッキーだったと思う。アドレナリンが出すぎて、彼に襲いかかるところだった。セスがそのボードに乗りたがるかもしれないから、できるだけ早くリーシュを付け替えようと考えていただけだったんだ。ビーチに戻ったら、アイツをパンチすれば良かったのにって友達に言われたよ。殴りそうだったけど、そんなことしたらファイナルを牢屋で観てたはずだ。haha.  とりあえず大人の対応をした自分を誇りに思う!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide