ニール・ミヤケとはかなり昔からの知り合いだ。1990年代初め、彼はいつもバックドアで撮影していた。ユニークでアーティスティックなアングルで撮影する素晴らしいフォトグラファーなんだ。こないだ、ボウルズに彼がいて、セットの波に乗ったとき、ニールはパーフェクトな場所にいた。フィッシュアイを持っていることは分かっていたから、すぐ近くまで行くしかなかった。
僕は波のかなり早いセクションを飛びおりてた。ニールをみて、選択肢が2つあると気づいた。1つはフローターをしてセクションのあとの波につなげる。そういう写真なら平均レベルだろう。2つめはポケットでビッグターンを決めること。波をコンプリートするのではなく写真のために。そしてサーファーとして、そのどちらかをすぐに決断しなければいけなかった。
そのセクションで4回以上のターンを入れられると思っていたから、フローターをしたい自分もいたし、いいショットがとれるからターンをしたい自分もいた。さて、僕の選択は??? どっちもトライしてみるという真ん中の選択をしたんだ。で、どうなったか?100%失敗しちゃった!ニールは至近距離でスーパーシャープな写真を撮影するという役割を果たしたけど、僕は自分の役割を果たせなかったんだ。表情をみたら、混乱してるのがわかるはず。僕のせいだった…
当時の僕の仕事はなにがなんでもいい一枚を得ることだったのに。パドルアウトしているとき、しくじった僕をみてニールは笑ってた。haha. 次回、彼が沖にいたら1990年代のメンタルに戻して、仕事を完結させようと思う。二度と失敗はしないよ!