Never Fail Again…

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ニール・ミヤケとはかなり昔からの知り合いだ。1990年代初め、彼はいつもバックドアで撮影していた。ユニークでアーティスティックなアングルで撮影する素晴らしいフォトグラファーなんだ。こないだ、ボウルズに彼がいて、セットの波に乗ったとき、ニールはパーフェクトな場所にいた。フィッシュアイを持っていることは分かっていたから、すぐ近くまで行くしかなかった。

僕は波のかなり早いセクションを飛びおりてた。ニールをみて、選択肢が2つあると気づいた。1つはフローターをしてセクションのあとの波につなげる。そういう写真なら平均レベルだろう。2つめはポケットでビッグターンを決めること。波をコンプリートするのではなく写真のために。そしてサーファーとして、そのどちらかをすぐに決断しなければいけなかった。 
そのセクションで4回以上のターンを入れられると思っていたから、フローターをしたい自分もいたし、いいショットがとれるからターンをしたい自分もいた。さて、僕の選択は??? どっちもトライしてみるという真ん中の選択をしたんだ。で、どうなったか?100%失敗しちゃった!ニールは至近距離でスーパーシャープな写真を撮影するという役割を果たしたけど、僕は自分の役割を果たせなかったんだ。表情をみたら、混乱してるのがわかるはず。僕のせいだった…

当時の僕の仕事はなにがなんでもいい一枚を得ることだったのに。パドルアウトしているとき、しくじった僕をみてニールは笑ってた。haha. 次回、彼が沖にいたら1990年代のメンタルに戻して、仕事を完結させようと思う。二度と失敗はしないよ!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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