Million Slip

360

こんなふうに写真を撮るのは結構むずかしい。サーファーの後ろでテイクオフして、カメラをまっすぐ持ったまま波に乗らなければいけないんだ。スピード勝負だから、色んなことが起きる。サーファーがコケたら最悪だ。そうなるとかなりマズイことになる…

信頼関係がすべて。僕は自分が教えている人のことは信じているよ。彼らは落ち着く方法を知っているから。誰かが僕の背後でカメラを持って波に乗ってきたら、たぶんビビってコケてしまうだろう。haha. とにかく、僕の目の前で誰もコケないのは、実は僕が後ろにいるってことを知らないからなんじゃないかな。沈黙は金なり…

前回のスウェルでは、タウンで見たなかでも誰もいないチューブの波を見つけたよ。オーバーヘッドでバックドア見たいなチューブだった。かなりパーフェクトだったから、とにかく”チューブに入りたかったな!!!”って思ったよ。

こんなチューブだったらスタンディングできたのにな。もう100万本の波を見たから、もっと探してみようと思う。僕はいつかスタンディングチューブに入っているだろう。かならずね。

ビハインドとバックドアといえば。ツルツルの道路を歩いていて、滑って転んでしまったんだ。忙しい1日で疲れていたのかも?バリのチープなスリッパだから滑ったの?急いでいたから???たぶん、全部あてはまる。もう少しゆっくり歩いた方がいいね。こんなふうに転んだのは20年ぶりだったんだから…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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