Dream Land or Nightmare Land?

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初めてバリに来た30年前はまだDreamlandは誕生していなかった。友達のGantiがサーフィンしに連れて行ってくれた。夢のような白砂のビーチにたどり着くまで、ダートロードをドライブし、ブッシュをかき分けハイキングしたのを思い出した。そこは今まで見たことのない最高に美しい手付かずのビーチだった。

だけどその後、Dreamlandはバリで最も人気のビーチの一つになった。数え切れないほどのサーファー、ビーチパラソル、ショップ、そして毎年いつでも数え切れないほどの人たちで賑わっていた。BUT…

パンデミックが全てを変えた。数百万ドルもするコンドミニアムやホテルが立ち並んでいた高級住宅街を通りかかって、ショックを受けた。建物はどこも空室で、誰ひとりいない。夢は消え去ってしまったようだった。

かつての人気のビーチへ行ってみたけど、人ひとり見かけなかった。ゴーストタウンだ!

30年前はコンクリートもなく、誰もいなかったのは信じがたい。そして今ではコンクリートに溢れ、人はゼロ。こういう光景には本当に悲しくなった。

立ち去る時、Dreamlandに来るのはこれが最後になるだろうと写真を撮った。ここの昔と今の状況を考えると、悲しくて仕方がない。バリのベストビーチだった場所が、今では最悪のビーチだ。

通り過ぎながら空っぽのビルをみて、この美しいエリアは二度と元には戻らないだろうと思った。Dreamは消えたのかな? i hope not…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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