日曜日 12月21日 2025年

The 30 Year Circle

最初にバリへサーフトリップしたのは30年前のこと。当時のバリは今とはまったく違った。人やビルは少なく静かで、未発見の波があった。戸倉さんが初日にクタビーチに連れていってくれた。僕はサーフィンしたけど、どうしてインドネシアがスペシャルなのかは分からなかった。次の日、大型のヨットに乗って島々を渡った。Scar Reefに着いたら波はパンプしていた。そこでの最初の波はかなりビッグで恐ろしく、パワフルなチューブだった。その時、なぜインドネシアが広い世界のなかで最も注目されている波なのかを理解したんだ。

戸倉さんとは今朝、クタでサーフィンしながらファーストトリップについて話した。明日はどこへ行こうかな? そう。Scar Reefのスウェルが上がる予報! これぞ僕らの30年のフルサークル。そこの状況は以前とは大きく変わっていると思うけど、僕らが求めているのは経験することなんだ。30年ぶりにとてもスペシャルな場所に一緒に戻ることができることに本当に感謝している。大人になると、物事に以前よりも感謝するようになるよ。この30年間、たくさんのことがあったから、生きていてよかったと思う….

 

The Travel Log

ハワイを出発してから凄く長いように思ったよ。日本への9時間のフライトがインドネシアへ到着するまでの最初の目的地だった。僕は “Waterman” という映画を見たんだけど、それはDuke Kahanamokuの映画なんだ。サーファーならその映画を見ないとね。僕たちサーファーみんなが今日いるのはDukeのお陰だよ。

サーファーが旅行するには色んなことをしないといけないんだ。全ては確実に超過料金を取られないように重さを計らないといけない。ハワイアン航空のハワイから日本へのフライトでは50ポンドを超過すると150ドルかかるんだ。僕のバッグには4本のボードが重ねてあるんだ。

それから日本でボードを降ろし、次の目的地であるシンガポールへまた再チェックするんだ。

僕の旅行経験でいうと、シンガポール航空が本当に最高のエアラインだよ。サーフボードはフリーだし、フードは美味しいし、サービスは素晴らしいし、それにフライトは凄く快適なんだ。

それにここよりも綺麗な空港はないよ。ここは道でガムを吐いたりしたらムチで打たれちゃうような国なんだ。

僕が絶対興味を持たないものはラグジュアリーなものだった。そのおかげで僕は何万ドルも節約になったよ。

最後の目的地はScootでデンパサールだった。Scootはシンガポール航空によって運営されているから乗ったことがあるんだ。ここは多分最高の低運賃のエアラインだよ。僕たちのボードは無料で通れたんだ。

窓を見つめながら、シャワーをやっと浴びれた時どんなに気持ち良いかなって想像していたんだ。

バリに着いたのは30時間後だった。直行する価値はあったんだろうか?実際にそうしなくてもバリに到着すると、それだけの価値はあるよ!

(翻訳: タナカ チヨコ)

Appreciation Day

立ち上がれなくなって4週間後、またサーフィンできて凄く良い気分だったよ。先日初めて立ち上がれた時は僕が7歳で初めて波をキャッチした時と同じ気持ちだったんだ。

怪我をするなんてとんでもないことだけど、まだサーフィンしているんだ。家やビーチでは足を引きずっているけど一度海に入ると痛みがほとんど無くなるんだ。

もし僕が80本のボードコレクションから1本のサーフボードを選ぶとしたら、これにするだろう。このサーフボードは確実にインドネシアに持って行くつもりだよ。

カメラから凄く離れているように思うけど、実際は凄く近いんだ。Nealは魚眼レンズで撮影するから近ければ近いほど、良い写真が撮れるんだよね。唯一の点は凄く危険であることだからお互い信頼しあわなければならないんだ。

僕はずっとサーフィンしてきているけど、ちょうど今が1番楽しいんだ。年齢を重ねるごとに良くなるなんてクレイジーだよね。もっと感謝して、もっとシンプルになって、もっと流れに身を任せる。これが僕のハッピープレイスだ。

凄く大変なポジションから撮影してくれたNeal Miyake にまた感謝するよ。You’re the man!

(翻訳: タナカ チヨコ)